5G・次世代通信技術を体感せよ。
「DEMODAY 2026」レポート
東京都では、スタートアップ企業等による5G等の次世代通信技術を活用した新たなビジネスの確立等を促進するため、令和2年度から「5G技術活用型開発等促進支援事業」、後継事業として「次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業」を実施しています。
2026年2月20日、恵比寿の「STUDIO VIZZ EBISU」にて、これまでの成果発信及びこれからの次世代通信技術の活用に向けた気運醸成として、「Tokyo 5G Boosters Project/Tokyo NEXT 5G Boosters Project DEMODAY 2026」が開催されました。


「グローバル突破力」を学ぶ
イベントの幕開けを飾ったのは、株式会社IMPACT ACCESSの日下部裕美子氏による基調講演。テーマは「異分野から学ぶグローバル突破力:Deep Tech スタートアップの海外展開と投資誘引戦略」です。
世界を動かす実践知としての国際展開事例などが紹介され、日本の技術がグローバル市場でいかに戦い、価値を創出していくべきかという熱いメッセージが届けられました。

開発プロモーターによる共創の価値
続いて行われたパネルディスカッションでは、令和5年度に採択された開発プロモーターたちが登壇。
「スタートアップとの共創がもたらす次世代通信を活用したビジネス創出の価値と未来」と題し、株式会社キャンパスクリエイト、JRCエンジニアリング株式会社、フォースタートアップス株式会社の各担当者が、支援を通じたイノベーションの最前線を語り合いました。

未来を実装するスタートアップたちの展示
会場内の展示エリアでは、開発プロモーター・支援先スタートアップによって次世代通信技術を活用したプロダクトの紹介が並びました。


次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業において、令和7年度の開発プロモーターとして採択されたインフォシティグループは、「スタートアップの3つの壁を打破するイノベーション・エコシステム」というビジョンのもと、大学キャンパスでの実証を周辺地域に拡大し、さらなる社会実装を推進する展望を紹介しました。
● NEXT 5G System:汎用サーバーを用いた柔軟なネットワーク構成(AI on RAN Infrastructure)により、AIサービスの低遅延化や設備投資の効率化を実現します。
● ワット・ビット連携:電力(ワット)消費を最適化する「ビットを活用したワットの最適制御」や、計算資源を最適化する「ワットを踏まえたビットの適地・適時処理」を提唱。
● スタートアップが直面する「信用の壁」「人材の壁」「フィールドの壁」を、大企業や大学との連携によって打破します。

インフォシティグループが現在支援中のスタートアップとして、自律移動ロボットの株式会社MUSEや、モジュール型データセンターを展開する東京大学発スタートアップみちびき株式会社が紹介されており、大学キャンパスを「まち」に見立てた迅速なPDCAサイクルの実現に期待が高まります。
